社員が辞める理由は「人間関係の問題である」ことはわかっている。
給料が多少安くても、仕事が面白ければOKな事もわかっている。
仕事の面白さや「能力適正」より「周囲との関係性」が重要なのではないか?
これについて考えてみたい。
だって、向いてる仕事かどうかなんて、スグにわかるはずないのに、辞めてしまうケースが多いから。
周囲との関係性って、何?
表面的には、やはりコミュニケーションの質だろう。
視点が低い若いうちは、特にそうだ。
上司の厳しい指摘を、生身の自分として受け止め、「痛い」と感じてしまうからだ。
ああ、もったいない。
もっと、大事な事を教えられたらいいのに。
・仕事の意義
・欲を持て
・人間の本質や弱さについて
・世界の本質と怖さについて
・競争に勝つという事の大切さとむずかしさ
たとえば、こういった事を普段のやりとりの中で教えてあげる。
そして、愛情と厳しさの両方をもって、大切に育てていく。
それがあったら、そうそう人は辞めないと思うのだが。
でも、上記のような芸当ができない事が、切実な問題なのだ。
忙しすぎる。
教育の手が、そもそもまわらない。
そう、教育してる余裕が、全っ然ないからね。今。
前の記事でも書いたけど、飲食店なんて猛烈に足りてないから。
自分で袋あけて、そのままボイラーに放り込んで、あがった奴を自分で盛り付けする世界だから。
それでも、その最悪状況の中において
ハートがある先輩がたった一人でも、育ってくれてて、
シンドイながらも、なんとか新人を育てあげていく、
そんな風土ができてるかどうか?
それって、経営者の人徳、もしくはパワーにかかってると思うんですよね。
経営やったことないので
偉そうな事を言う資格はないですが。
言葉で伝わらなくても、仕事姿で伝わっていくという事だってあると思う。
職人の世界は特にそうかもね。
結局はこういう事だと思う。
新入社員が辞めていく理由の多くは
人間関係だと言われている。
では周囲との関係性で重要なことは何か?
それは仕事の意義や重要度、競争に勝つための戦略や
会社のミッションを伝えきる言語化能力にあるのだ。