飲食店アルバイトに達成感がなくなった理由

ファーストフードやファミリーレストランでアルバイトをした事がある人ならわかるだろう?

「ないない地獄」

作っても作っても、

仕込んでも、仕込んでも、

後から後からお客がやってくる。

経営は嬉しい悲鳴かもしれない。

でも、現場は、忙しい悲痛の叫びなのだ。

ないない地獄。

いつの頃からか、飲食店の現場には達成感がなくなってしまったように思われる。

理由はの一つ目は、「ないない地獄」の蔓延化だ。

いつも人手不足なので、やってもやっても一段落することがない。

朝から晩まで、ひっきりなしに、モノが足りない。補充が間に合わない。

仲間も疲弊しきって、お互い頑張っているはずなのについ、現場のエネルギーは下がってしまいがちの状態だ。

本部と現場店舗との認識ギャップ。

環境の不備。

これを本部はわかっているのだろうか?
頭では理解できていても、身体では感じていないはずなのだ。

それは視察に来ている時の顔つきでわかる。
現場のことは現場で解決すればいい、そう思っているのだ。

確かに、それは正しい。
現場のことは現場で解決すべきなのだ。

でも、今の人出不足は、そんな従来の精神論など吹き飛ばしてしまう威力がある。
それを本当にわかっているのか?

・在庫の置き場が足りない。

・在庫が切れる。

・在庫はあるが、補充に手がまわらない。

・店内の配置や厨房のオペレーションが現場の状況に合っていない。

飲食店アルバイトが感じている疎外感について。

そんな戦力不足を補ってくれているのが外国人アルバイト。
特に留学生の若いスタッフたちだ。

彼らの中には、日本語が不十分なコだって沢山いる。
でも、単純作業なんだから、言って教えればスグ覚えてくれる。

本当に大助かりだ!

でも、

その外国人アルバイト達は、疎外感を感じている。

友達ができないのだ。
そして昼間学校に行っても、つい居眠りしてしまったりする。当たり前だ。

だって昨日ラスト=深夜まで仕事につきあって、クタクタになって帰ったのだから。

それでも、周囲に友達ができている子は、まだ気もまぎれるからいい。
いつも独りぼっちみたいな人も多い。

そういうコは滅多に笑わない。
寡黙に耐えている様な、無表情でいる事が多い。

 

まあ、最近は、同じ国の留学生どうしが連れ立ってバイトに応募してくるケースも増えているが、

そうすると、猶更、現場で一人ぼっちでいる外国人留学生の孤立感が強まってしまうのだ。

日本人アルバイトだって辛い。

長年居座っているリーダー格の人柄も、大きく影響する。

新人の気持ちを理解して優しく丁寧に指導する人格者がいる店舗はまだいい。

でも、教育じたいが機能していないのが現状だ。

トレーニングすらまともに実施されないまま、ぶっつけ本番の中で仕事を覚えていく現場の中で、思いやりのあるやりとりなど、なかなか生じないのだ。

そんな中で、バイトがやりがいを感じるためには、どうすればいいのか?

本部に期待しても無理だと思う。

人手不足による機能障害は、今後、延々に続いているわけだからだ。

つまり、本人が、何等かの意志をもってコミットしない限り、達成感は生まれないのだ。

ここで、「達成感とは何か?」について考えてみよう。

達成感とは、「私はここまでやった!」と一息ついた状態の事を言うのではないだろうか?

仕事は延々と続いていくものなのだ。

本当はひと段落に等、意味はないのだ。

その事に気づいていく。

「今、目の前にある障害を全力で乗り切っていく。」

そんな一日の終わりに、同じく苦労を共にいている仲間どうしでカタルシスを感じるのみなのだ。