マジでハマってしまった。
日本統一が何故、こんなに面白いのか?
シーズン6あらすじと感想
親分の舎弟が刑務所から出所してくるんですが、
これが問題児で手がつけられないんです。
ヤクザ同士の秩序、つまり無駄に喧嘩しないで
お互いなるべく死人を出さないように
うまク調整するみたいなのがあるじゃないですか?
そういうルールをまるで無視して
対立してる組の縄張り内で
事件起こしたりするんです。
この問題児が下っ端ならよかったんですが
親分の舎弟、つまりオジキにあたるわけなので
付き合い方が難しいですよね?
しかも事情があって、自分はこのオジキから
相当、嫌われしまってる、という設定です。
(嫌われている理由は、これまた深刻が誤解から生じています。)
この難しい問題をどうやって処理していくのか?
というのも見どころなんですが、
それ以外にも感動ポイントが
いくつも隠れているんですよね。
自分なりに
面白ポイントを列記してみたんです。
そうしたら
・出世物語としての面白さ
・敵と味方がコロコロ入れ替わる
・演者の味が素敵すぎる。とくに悪役と死に役。
・ヤクザ映画というより青春映画に近いドラマ性
ざっと、こんなのが浮かんだ。
更に、見逃せないのは
登場人物のキャラが各自メチャ立ってる、という点だ。
順番に話します。
まず、出世物語として見てみます。
これはサラリーマンやセールスしてる人には
大いに参考になるハズ。
氷室という男の立ち回りがとにかく秀逸なのだ。
下っ端ヤクザと一線を画すのは、誰よりも視点が高いという事。
感情にまかせて突っ走るなんてことは絶対にしません。
喧嘩は強いですよ。もちろん。(多分、一番強いです。)
でも、自分の都合や思惑なんか置いといて、
なにもりも組の都合。
更に、組の都合よりも任侠としての筋道を重んじる
という風に価値観がハッキリしているんです。
なので、問題の対処の仕方もベストチョイスに近いところで
いつも決断しています。
更に、頭がキレてアイデアマンなので、
親分に何か相談された時の応酬が
「ほほ~う」と唸らせるものがありました!
冷静にロジカルに、根拠を添えて自分の意見を
簡潔に述べるシーンがいくつもあるんですが、
そのどれも見応え十分。
敵と味方がコロコロ入れ替わるという点ですが、
これ、全体としてストーリーの展開が滅茶苦茶スピード早いです。
だから飽きないで一気に見てしまうという事なんですが、
この日本統一の中では、割と頻繁に
「男が男に惚れた結果、盃を交わす」という行為が行われます。
結果、親分と子分が逆転したり
敵が味方につくことになったり、
喧嘩相手のほうから「参加に入れてください」って頼んできたり、、、。
こういう事が起きる。
それが、喧嘩の強さや戦力の大小だけではなくて、器量の差から
生じる逆転劇である点が、魅力なんですね。
シーズン6では大宮(親分の舎弟で問題児)が火種となるわけですが、
その狂犬病っぷりは半端じゃなく、単細胞ぶりからは
何処となく純粋さ=人間味が微かに感じられます。
その大宮の暴力性や純粋さは田村(氷室の兄弟分)にも
通じるところがあり、ドラマを展開させていく
それぞれキャストの熱演が光っていたと感じました。
ちょっとしたセリフの中にも、感慨深いものがあったり
味わい深さのようなものがあるんです。
特に、Barで酒を酌み交わしながら話すシーンでは
川谷と氷室の会話などからは
鎧を抜いた任侠男がつかの間、素に戻って
本来の顔を見せるという意味で
ドラマの大きな転換点に、必ず「酒」が出てくるのも
現実社会そっくりだなあと思いました。
厳しいヤクザ社会で生きている男たちの
大半は、躾がよくされていて
身のこなしや態度、礼節、けじめがしっかりしている点も参考になります。
あの位、ビシっとした態度で仕事をしていたら
ホストだろうが営業マンだろうが大成功すると思いますがね。
この後、まだまだ話は2転3転していきますし、どこまで続いていくのかすら
いまだに未定です。
いやあ、目が話せません。